成立
その歴史は14世紀ごろに遡る。当時室町時代に入った日本から、足利家に敗れた武士たちが南方のボルネオ島まで逃れ、そこで居住を始めたのがその起源である。
以後室町時代の日本との貿易や、安土桃山時代に領地や主人を失った大名家の流入などでその人口を増やしていった。このころ瀬織津巫術を行使する巫女が人々をまとめあげ、緩やかに国家を形成していくのである。
拡張
17世紀、巫女国はその国体護持のためオランダ等の列強への抵抗が必要とされていた。そこで、当時中国を統一した清へ朝貢を行うことで後ろ盾を得て、周辺の諸勢力を併呑していったのである。
近代
清国の衰えが明らかになった19世紀には、アジアではいち早く欧州の文化を取り込み軍隊を整備した。当時の巫女は議会を創設することで近代国家であることを西洋諸国へアピールしたが、その結果政治的権力は衰えていくことになった。
大戦
正直この世界の歴史に第二次大戦があったかは知らないのだが、あったのであれば日本へこびへつらって生き残った。なければ友好国じゃないかな。
現代
慣習として本家と分家が存在した巫女家が財閥等の派閥争いへ利用され、政権は混とんとしつつも比較的安定した国家として存在していた。しかし、権力闘争の折に巫女桜子への暗殺未遂事件が起こり、これに抵抗した桜子と分家の桃子によって、島は死者の巣窟へと変貌してしまったのである。これに綿津島(セレベス島)に残存する政府勢力は巫女を騙るテロリストの所業と断定し、本土回復のための戦争を引き起こす。