士官学校
バレスト親衛士官学校
バレスト親衛士官学校は現在幻想市国では唯一の士官学校である。一般的な大学と同じく学科が選択可能で、現在は数学、化学、医学、薬学、工学、法学、経済学、が選択可能になっている。これに加えて、親衛士官学校では軍事学が必修となっている。また、一般の兵士と同じ訓練過程も組まれているが、士官はより厳しい基準となっている。
バレスト親衛士官学校を卒業した生徒は殆どが近衛兵部隊に配属され、防衛に当たる。一部の生徒は大学院に相当するバレスト理工学研究科、もしくはバレスト軍事研究科に進学する。
現在はエリス・ウィースン将軍が配属されている。
また、研究施設が豊富であり、研究用原子炉なども用意されている。しかしながら面積自体は狭く、建物は高層ビルとなっておりグラウンドなどが存在しない。研究施設は地下に、戦闘施設はビルの一階層を丸ごと使用している。
ビル内の戦闘施設で賄い切れない訓練の場合、アシュケファルかユーフォルビアの訓練基地を借りて訓練を行っている。
設立:1902年
本拠地:ニューハリファックス
校長:#1
アスガルドの陸軍士官学校。ニューハリファックスに本校舎が置かれているほか、全国各地に分隊訓練地が存在する。現在、アスガルドの防衛戦力はヴァルキリーズがその主力だが、陸軍も伝統的な近衛兵科としてその存在は注目を集めている。入学試験は通常の大学受験と同じく18歳の時に行われ、全国から2200人の士官候補生を受け入れる。もっとも基礎的かつ一般的な初期士官教育を行う重要施設であり、他国との連携や留学も受け入れている。ほとんどの士官は一般大学もしくは陸軍士官学校を卒業した後、各部隊に配属され、任務と訓練を繰り返す。単位互換システムにより、本大学の一般士官過程修了者は学士相当の学力があると認められるほか、試験を受ければ学位認定も可能となっている。
本稿は4年生であり、最初の年は軍事教練と教養を学ぶ。その次からの年も教養課程は続いていくが、軍事訓練によって数週間のブランクが発生することがしばしばあり、リベラルアーツ的な体系的な座学を集中して行えるのは初年度のみとなっている。彼らは入学時にすでに士官として任命されており、学内での階級は学生という特殊なものであるが、給与体系そのほかは学生少尉または学生中尉という階級での待遇となる。
学生生活は非常に厳しく、4年間の集団生活を通じて、集団行動や指揮官の責任を学んでいく。また、伝統行事として19世紀の兵器と制服を使った再現演習などがあり、これらの行事は各国の要人も招かれる重要な式典となっている。
設立:1910年
本拠地:ハーバーフォード
校長:#2
アスガルド海軍の士官学校。一般的な軍大学とは異なり、海軍の士官学校は大学の認定を受けているため「海軍大学」の名称を使う。ハーバーフォードに本拠地があり、生徒の実習はサクラメントデルタ地帯に係留してある練習船を利用して行われる。ハーバーフォードの一等地に者が構えられており、入るとそこはまるで和風庭園のようである。大きな貯水池と発電施設を持ち、有事の際は地域住民に対する災害対応の重要なインフラとしても機能する。王族が入隊してくることも多く、第一王子ソーは海軍大学への留学経験がある。入学可能年齢は17歳から23歳までで、未婚者であること等の条件がある。設立当初は男性のみの学校であったが、1910年以降は女性の入校も認めている。海軍大学の学生は候補生と呼ばれ、4年間の教育課程を経て卒業すると少尉に任官する。大半は海軍または海兵隊で少なくとも5年間勤務するが、陸軍、空軍、沿岸警備隊に入隊することも可能。外国籍の者は母国の軍に入隊する。
また、毎日運動部活動に参加しなくてはならないので体力も必要。体育の時間ももちろんあるし、毎学期の体力テストに受からなければ退学である。学力試験や課題提出も厳しく、留年は出来ないので健康管理も重要。軍事技術や統率者理論も学ばねばならない。学校の行事は無論の事、毎日のフォーメーションやいろいろな当番、役職をこなさねばならない。貴重な自由時間も好き勝手は許されない。門限あり。下級生は車の運転すら不可。飲酒が見つかっただけで100時間の行進。飲酒した事実を認めず隠そうとした場合は倫理査問委員会の前に立たされる。飲酒運転は即放校。卒業したら国民の自由を守る為に命を捧げる覚悟の若者達である。人生に対する姿勢と真剣さがそれこそ段違い。
設立:1951年
本拠地:アンハイム
校長:#3
アスガルド空軍の士官学校。陸海軍と違って空軍はアスガルドの主要戦力の一翼を担っており、主に防空やヴァルキリーズの支援を行う。また、優れたエアボーンセンサーシステムズ(ASS)を用いた監視システムの確立により、統合人民システムや、衛生省管理システムなどのセンサーノードを運用する任務も務める。受験は陸海軍と同じく18歳の時に行われるが、入試の難易度は陸海軍士官学校よりも頭一つ抜けているとされている。また、三軍士官学校の中で唯一併願が認められている。空軍士官は陸海軍士官よりも技術分野教育が伝統的に重視されており、電磁気学、電磁物理学、熱力学、航空力学、流体力学などの物理学分野や、数学、化学、統計学などの専門教育を受ける。
1年次および2年次は基礎教育および軍事教練を教える。3年次以降に配属希望を出し、飛行科、整備科、電子戦科などの諸兵科に分かれて訓練を行う。飛行科は王立飛行アカデミーの訓練生とともに飛行訓練を行い、卒業後は訓練時の分隊と同じ飛行隊を編成する。基地警備科などは陸軍と共同訓練するほか、空挺科は陸軍と統合部隊を編成し、戦力化までを一貫して行うよう制度設計がされている。
また、毎年秋には海軍大学との合同アメリカンフットボール選手権が実施されており、毎年非常に白熱した戦いが展開される。最近の対決でいうとハーバーフォード海軍大学が空軍士官学校に十連勝中。過去の対戦成績は68-39だ。空軍士官学校の黒騎士団は現在完全に名前負け状態。対する海軍大学のチーム名は素直に海軍士官候補生ズ。無骨な海軍の伝統が名前に現れている。
設立:1998年
本拠地:サンレアン
校長:#5
4年前に統合軍大学の肝煎りで発足した先進戦術学校の第1期生が全課程を修了し、各部隊に配属された。先進戦術学校は野戦軍の中級指揮官および高級幕僚を育成するC3クラスに位置する教育課程であり、将来的には参謀将校育成課程の軍大学と共に陸軍の将星の登竜門たり得る機関を目指している。先進戦術学校の教育課程では、徹底的に戦史の抽象化を行い、戦場のメタ理解を目指す。徹底して過去から学び、戦場と戦闘を自然科学として捉えるという点で、戦略研究や戦術開発についても学び、社会科学的に戦争を学ぶ参謀大学と差別化されている。参謀大学が90週間の課程であるのに対し、先進戦術学校は200週間と大きく長いのも特徴だ。
首席卒業生であるラインウィーバー少佐は、第2軍団第8軍副参謀長に就任。大佐クラスのポストである軍副参謀長に20代の少佐が配属される異例の人事は、大きな話題を呼んでいる。
先進戦術学校卒業生160名のうち66名もの卒業生を受け入れている第2軍団の司令官、ノエ大将は「ディバイダルが量産されているのであれば、彼らを十分に実力を発揮できるポジションにつけるべきだ」と述べている。
配備部隊
60個近衛小隊(ISV-1配備)
要塞
Lv.6 600km(国境沿いに314km、国内に286km)
CFG
経験値など
9/30 歩兵400師団を経験値で育成