1.オリバー朝の成立
ピューリタン革命により、チャールズ一世は断頭台の露と消えた。これを受けて同年三月にランプ議会により発布された「国王も貴族院もない、コモンウェルスにして自由な国家」の宣言(いわゆる共和国宣言)によってイングランド共和国が誕生した。
しかし、宣言に描かれた共和国の夢は直ぐに破綻することとなる。ランプ議会と軍の対立である。抗争の結果、議会は武力により解散され、軍の支持を得たクロムウェルが全権力を移譲されることとなった。その数日後、イングランド初の成文憲法「統治章典」に基づいてクロムウェルは護国卿に就任することになる。この時点で共和国の望みは打ち砕かれた。
その後、議会はクロムウェルに国王の称号を与えようとした。クロムウェルはそれを受諾し、オリバー一世として即位する(ここで史実と道を違える)。こうしてイングランドは再び王政の道を歩み始めることとなる。
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