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煌-ベルカ戦争

概要

煌-ベルカ戦争(こう・ベルカせんそう、ズィダラク語:Kou-Boelaknu Keiun)は、2019年4月22日に起きた煌帝国とベルカ公国の間の戦争である。
モネート大陸北部、父の半島に位置するベルカ公国と南部の煌帝国との間の緩衝地帯であった旧田斉地域に建国された大日本帝国をめぐって両者の対立が激化した。

参加国及び結果

参戦国
ベルカ公国煌帝国
結果
終戦。双方痛み分けの形で講話

開戦理由

ベルカ公国は極北の大国という立ち位置からインフラ整備を放棄した軍拡に迫られていた。3月1日、ベルカ公国*1の総統モンティナ・マックス氏に代わり総統代理ヌガローゴ・オシツ・ケタ・エーラーン氏が政治を執る。
これによりベルカ公国は経済発展に成功し再びヴォルドの大国の座を確保した。この時にはすでに経済的余裕から宗教への寄進の機運も高まっており、ベルカ公国は数億年前にヴォルドにて信仰されていた蛇神に近しい神である「母なる蛇」を崇めだした。これがきっかけで4月半ばにはベルカ公国はオフィリウス真理教を国教とする初めての国家となる。
対する煌帝国はヴォルドのシチリア・大妹の二国に並ぶ実力者として名をはせており、これら三国ではヴォルドにおける秩序の維持のための三国同盟を締約していた。
しかししばしば旅行者をはじめとする各国人民の煌帝国内における人権を剥奪するなど国家主権を侵害しこれを逸脱する行動が目立っていたことが確認されている。
両者の間が緊張状態となっていたのは想像に難くない。
4月17日、モネート大陸における両大国の干渉地帯である旧田斉地域に大日本帝国が建国される。
煌帝国は大日本帝国の建国を非難し、武力侵攻をも視野に入れた威圧外交を展開。これにベルカは大日本帝国の保護を申し出、両者の勢力圏が隣接したことにより国際緊張度が高まった。
ベルカ公国に対してオフィリウス真理教のNo.3にあたる有力者、メイガス・トクメイは教団ぐるみの協力を持ちかける。
メイガス・トクメイはその外交手腕により大日本帝国、大和帝国に協力とオフィリウス真理教への改宗を取り付けた。
煌帝国側は三国同盟ならびにその他各国からの介入と参戦を断り、また三国同盟に参戦を断られ*2、対ベルカ戦争を自国のみで決着をつけることを宣言。
そうして4月21日、煌帝国の同盟国であるアトランティス国家元首宅で大規模な強襲がベルカによって行われたと報道された。また同日、煌近海でもベルカ公国と思われる塗装が施された戦艦数隻が煌帝国の湾岸地域に砲撃したとの報告が沿岸警備隊よりもたらされるなどして宣戦の事由が積み重なっていく。
そんな中煌帝国はベルカ南部の土地の所有権を主張しこれに植民地を設置。空港を整備するなどして前線基地化を整えた。
満を持して4月22日、煌帝国はベルカ公国に宣戦布告した。

南ベルカ会戦

煌帝国はベルカ南部に設置した植民地より機甲師団を中核とした侵攻軍を派遣。
対するベルカ公国は国境沿いの南ベルカ川を天然の防御陣地としてこれを防衛した。
緒戦の航空戦に於いて煌帝国の超音速戦闘機はベルカ空軍を殲滅。戦場の制空権を完全に確保する。
しかし陸戦は煌帝国の侵攻に対してベルカは2倍以上の兵力で応戦。オフィリウス真理教から貸与された“神器”を用いて果敢に抵抗する。
鉄をも切り裂く黒曜石の剣と異常なまでに硬い大腿骨とを提げたベルカ兵たちは、渡河中の煌帝国の戦車部隊を強襲。
ベルカ軍は少なくない犠牲を出したものの、煌帝国の侵攻軍を撃破した。
対してベルカ帝国東部の亜州では、煌帝国が無防備な国土を蹂躙。ベルカ中央部にそびえる父の山脈手前で停止した。
陸軍の前線支援任務を帯びた煌空軍もまた前進するが、ベルカが防衛のために設置した阻塞気球に接触。この撃滅のためだけにミサイルを消耗してしまう。

煌本土空襲

大日本帝国の空港を借りたベルカ空軍は煌帝国領空を侵犯。首都カンツァイを目指して飛行する。
国境沿いの防空監視哨からの通報を受けた煌帝国空軍は防空部隊として1個飛行隊を派遣。ベルカ空軍機60機と交戦する。
どういう原理か空中バイクのような形状で飛び回る木製の航空機に対し、煌帝国空軍は対応に混乱。排気もなく飛行する神器の群れに相対して5分で半数以上を失う大被害を被る。
しかし煌空軍第2防空飛行隊が応援に参戦。セミアクティブホーミング方式のミサイルによる攻撃であれば回避できずに撃墜可能であると見抜いた煌帝国空軍2個飛行隊はベルカ空軍空襲部隊を撃滅した。

迂回作戦

ベルカ帝国は煌帝国本土へと兵士を派遣するべく、ドイツ植民地と煌植民地との間に位置する未開の土地を通行することを決めた。
輸送船と上陸艇を用いた揚陸船団が煌植民地へと接近していることを諜報員によって確認した煌帝国は揚陸船団の撃破のために戦艦を含む戦隊を派遣する。
煌海軍は揚陸船団に対してアウトレンジから一方的に攻撃。この全てを撃滅し、輸送中であったベルカ帝国軍9個師団ごと海の底に沈めた。

突然の終戦

4月28日20時53分、煌帝国は突如としてベルカ公国に停戦を持ちかけた。
理由はベルカに対するケバブ帝国の大規模資金援助があったとして、和平を要求。ベルカ側の外交官メイガス・トクメイは対煌強硬戦を望むケバブ帝国からの客員将校を抑えてこれを受諾した。

講話

講話はノイ・ベルリンで行われた。メイガス・トクメイと煌帝国外交官との会談はとんとん拍子で進み、早くも双方の合意に行き着いた。
内容は以下である
1.煌帝国は南ベルカ植民地の主権を撤廃。放棄すること
2.煌帝国軍の撤退の際、ベルカ公国は南ベルカ川以南への軍事侵攻を行わないこと
3.この条約において双方金銭ならびに軍備・領土などの要求を行わないこと。
さらにオフィリウス真理教として煌帝国と和議を結ぶことで同盟と安全保障を強化。煌帝国はこれに同意する。
4月29日午後2時19分、モネート大陸北部の平和秩序が回復したとしてベルカ・煌の両国は講和条約に調印した。

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