君も国家を運営しよう。

御名フェーニャ・ソシュール
年齢20歳
出自や経歴恐らくオーミシマで出生*1
1歳前後からおよそ15年間監禁される。その期間延々と辞書を暗記させられる*2生活を送る
6歳、親を名乗る人物から万年筆を贈られる*3
16歳、ショードシマ高校に入学。自動的に図書委員に
同年、とある“言語学者”と出会い、彼の助手として『とりよろ類聚抄』の完成を見る
18歳、ショードシマ高校を卒業
同年、オーミシマ図書館の司書に就職*4
19歳、オーミシマ空爆
20歳、『とりよろ類聚抄』の改訂作業を行いながら情報の集積を続けている

【夢、目的、行動原理】
夢は語彙の収集と『とりよろ類聚抄』の保管・改訂。
オーミシマ空爆の際にいくつもの文献が消失したことから、現在では情報すべての集積を行うことを目的としている

【性格、癖】
自分の勝手知ったる分野に関しては勇気がある。しかし一歩でも異常に触れてしまうと不安が増す。
たとえば生物学や地理学などに触れてしまうと、途端に自信が無くなる。
ある意味でのマリーの部屋のようなもので、知識として知っているものでもクオリアとして知らないものが多い。


関連: 映画『とりよろ類聚抄』
あらすじ:“言語が崩れる病”を発症した辞書学者と辞書を覚え続ける少女の物語。失語症症状の一つであるジャーゴンを重篤に発病した辞書学者は崩れていく語彙の中で必死に学者人生最後の集大成である“日本語の全語彙を牢記した辞書”を作成しようとするが、ついに失語症によって辞書のタイトルの意味も書こうと思っていた前書きの言葉も、全てが読めずまともな語彙で話すことすらもできなくなってしまう。
辞書学者は語彙を最も研究してきたと自負する自分自身が辞書を完成させることができなくなったことに絶望し、未完の辞書ごと焼身自殺を図ろうとする。
その類まれな暗記能力から辞書学者の助手として長い闘病生活を見続けてきた少女は彼の自殺を止めて、これまでに記憶した語彙をメモ帳に書きなぐっていきながら彼の考えと一字一句同じ前書きの言葉を唱え、「これからも語彙はとりよろわれ続ける」ことを訴えて終わる。
なお映画中で説明されるが、とりよろふとは“すべてのものが集まり整う”といった意味を持つと思われる語義未詳の古語である。

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